社会福祉法人 横浜市港北区社会福祉協議会

「文の友」インタビュー~絵手紙のボランティア~

2021/09/14地域・施設

8月上旬、ボランティア活動団体「文の友」の花里代表にインタビューさせていただきました。「文の友」は、特別養護老人ホームに入所されている方々へ、お誕生日をお祝いする絵手紙を贈る活動をしています。

今はメールやSNSなどによって「速く、手軽に」コミュニケーションがとれる時代です。そんな今だからこそ、時間と手間をかけた絵手紙からは、そこにしかない「あたたかさ」を感じます。花里代表が、「大切なのは絵や字の上手さではなく気持ち」とおっしゃっていたことが印象的でした。

「文の友」は、発足から25年以上この活動を続けています。それは、ボランティアの方々が達成感や充実感をもって活動してきたからこそ、積み重なってきた歴史です。花里代表は、「自分も楽しむことが大事」と何度もおっしゃっていました。書き手自身が楽しみながら、絵手紙を通してだれかの人生に彩りを添える。そんな「文の友」の活動から、ボランティア活動の魅力を改めて感じました。

最後に、インタビューの中で印象深かった言葉を1つ紹介したいと思います。

“ボランティアはFor youではなくWith you”

そこにあったのは、贈る側から受け取る側への一方通行のはたらきかけではなく、「書き手」と「もらい手」、どちらの心も豊かにしてくれる、人と人との繋がりでした。

港北区社会福祉協議会社会福祉士実習生
神奈川県立保健福祉大学3年 N.H

自由に描かれた絵手紙は読んでいてとても楽しいです